やっちゃった感が溢れる妄想館
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一つ前の記事で書いた足コキを本気で書いてみる。
違うんだ、天木はそんな足フェチなんかじゃないんだ。
本当だって、指フェチだもの。
でも胸と尻ならば、尻から脚にかけてのラインが好きです。
あとサディズムとマゾヒズムの間が書いてみたかった。
天木はオフでよくドSと言われますが、サディズムがマゾヒズムより少し多いだけで至って普通の人間です。
大体はグロ嗜好のせいですね、わかります。
目覚めた時には全てが手遅れだった。
薬でも使われたのだろう、やけに混濁する頭でバローダは考える。
ベッドと本棚とクローゼットだけの見慣れた部屋。
尻の下と背中に当たる硬い感触に、椅子に座らされているのだと知る。
後ろでに縛られた手に力を込め縄を引き千切ろうともがくが、相手も何らかの対策をしておいたのだろう、手首に鈍い痛みがあるだけで縄はびくともしなかった。
――魔力が足りない。
閻魔刀を呼ぼうとして、体内の魔力の枯渇に気づいた。
手首がちりちりと痛みを訴える。
幻影剣を作るどころか、皮膚の再生を行うだけの魔力もないというのか。
バローダは端麗な顔を不愉快げに顰めた。
「お目覚めか、Honey」
がちゃりとドアが引かれて、現れた人物があまりにも予想通りでバローダは吐き気がした。
「最低な目覚めだよDarling」
嫌味ったらしく吐き捨てれば、男女の差はあれどバローダとよく似た男の顔が愉しそうな笑みの形に歪む。
「そりゃ上々だ」
がたりと、わざわざリビングから持ってきたらしい椅子をバローダと向かい合わせになるように置いて彼は座った。
この部屋には椅子など置いてないので、現在バローダが縛り付けられている椅子も違う部屋から持ち込まれたものだろう。
ご苦労なことだとバローダは男――ダンテを睨み付けた。
「人の部屋に勝手に忍び込むなと教わらなかったか?」
「家族と恋人の部屋はいいって聞いたな」
ちっと、わざとらしく彼女は舌打ちを響かせる。
とうの昔に縁は一方的に切った筈だ。
家族としても、恋人としても。
にやにやと笑うダンテに大してダメージがないだろうとわかっていながら、彼女は縛られていない足を振り上げた。
狙うのは顎、上手くいけば少ない力でも男性一人くらいなら転倒させられる。
逃げる隙ができればと、黒いストッキングに包まれた脚がスカートを翻し、椅子に縛られている不安定な姿勢の中でありながら見事な軌道でにやつく顔に向かった。
だが、
「残念だったな」
縛られてさえいなければ椅子に座ったままであっても脚は届いたかもしれない。
あと少し、ほんのつま先半分ほどリーチが足りなかった。
蹴った勢いで椅子ごと倒れ込みそうになるのを、蹴りかかった相手に片手で難なく支えられる。
蹴りに出した脚を掴まれ、柔らかく揉まれる。
足首からふくらはぎまで無骨な手がやわやわと通る。
膝を掴まれた瞬間、バローダは反対の脚で自分の脚を掴む腕を蹴った。
それがいつもの彼女の体であれば不埒な手は外されていただろう。
魔力を封じられ、人間の力しか持たない今でなければ。
「ハハッ、積極的だな」
腕を蹴った脚も反対側の手で取られ、強い力で拘束されているため引くこともできない。
「なあバローダ、ゲームをしようぜ」
悪魔がうっそりと嗤った。
「……っ……!」
ストッキングに包まれた形の良いつま先が、肉茎を擦りあげる。
土踏まずで包むように挟んで上下に擦ったかと思うと、指の先で裏筋に浮き出た血管を器用に下から上へと撫で上げる。
ゲームをしようとダンテは言った。
内容は至って簡単、バローダはダンテを足だけでイカせることができれば勝ち。
ダンテはその間に手も足も出さずにバローダを感じさせることができれば勝ち。
最低でイカれたゲームだとバローダは嫌悪も露に吐き捨て、イカれた俺たちにはぴったりだろうとダンテは嗤った。
彼女がゲームに乗ったのは、勝てば解放するとダンテが約束したのと、自分に有利な内容だったからだ。
手も足も出せない相手に、バローダが快楽を感じる要素が一切ない。
苦い顔で了承した姉を見る弟は、欲しい物を手に入れた子供のような嬉しそうな顔をしていた。
それだけが彼女には不安だった。
ブーツを脱いだだけの足先で立ち上がっていた剛直を踏みにじるように押すと、ダンテが小さく呻いた。
「踏まれて感じるのか?」
変態がと言外に蔑みながら足で起立の先端をぐりぐりと踏む。
ストッキングが濡れて張り付く感触が不快で、バローダは眉を寄せた。
つるりとした亀頭部を土踏まずで蹂躙しながら、もう片方の足の親指と人差し指を開いて茎を扱く。
異常だと知りながら、バローダは行為に没頭する。
拘束されているのに一方的に快楽を与えているのはバローダだ。
ストイックな黒に包まれた女性が椅子に縛り付けられたまま服も乱さず、足だけで男を翻弄している。
主導権は縛られているバローダにあり、ダンテはそれを甘んじて受け入れている。
その矛盾が場の空気をひどく倒錯的なものにしていた。
膨張した肉茎を追い詰めるように両足で挟んで擦る。
透明な液体が鈴口から溢れバローダの足を汚した。
汚らわしいとばかりに苛立ち混じりに濡れた足で粘液を零れさせる肉茎を圧迫する。
びくりと震えた剛直が質量を増した。
バローダは訝しげに首を傾げると、涎を垂らしそうなほど興奮したダンテの顔に何かを感じ取った。
「痛いのがイイのか?」
半ば確信を持って足が扱いていたものを強く踏み付ける。
ハッハッと息を荒くし足に自らを押し付けるダンテにバローダは嘲笑を浮かべた。
「真性の変態か、救いようがないな」
真に美しい者は誰かを蔑むための笑みでさえ美しい。
バローダの笑みは見る者が平伏したくなるような壮麗さを持っていた。
「こんなに浅ましい男が血の繋がった弟とは、私は恥ずかしくて仕方がないよ」
言葉で蔑みながらも、ぐりぐりと足で先端を踏み潰すことを止めない。
むしろ更に足に力を込めて、限界まで膨れ上がった陰茎を踏んだ。
蔑まれる度、痛みを与えられる度、ダンテの剛直はどろどろと白色が混じった透明な粘液を垂れ流す。
熱を持った肉茎が絶頂に向かって脈打つ。
「ハッ、もう、イキそうだ……」
呻くような声に、バローダは何を言っているのかわからないと無垢な子供のような顔で、快楽に張り詰め震える肉茎を足の指で強く挟む。
ぎちりと、ストッキング越しに爪を立てん勢いで指は尿道を圧迫し、射精を強制的に寸断させた。
絶頂の寸前で無理矢理止められたダンテが過ぎた快楽に獣のように息を荒らげる。
完全に止まったのを確認して、バローダは濡れた足を持ち上げた。
べちゃりと体液に濡れた足がダンテの無精髭の生えた頬を見せ付けるように叩く。
スカートがずり上がってふくらはぎから膝がなまめかしく露になったが、彼女は一切関心を払わない。
見られて恥ずかしい相手ならば気になろう。
だが目の前で快楽を求め痴態を曝ける男に恥ずかしがる必要があるのか。
バローダはにこりと優しい笑みでダンテを嬲るように語りかける。
「お前、そう簡単にイカせてもらえると思ったか? 本気で?」
目的が摩り替わっているのをバローダは知っていたが、気にしなかった。
無邪気な子供のような残虐なまでに傲慢な姉の笑みに、ダンテは身を震わせる。
恐怖などでなく、純然たる歓喜に。
互いに同じ血の流れる身、片方が歪つならばもう一方にも歪みがないはずがない。
自分の体液に塗れた足にダンテは命じられるよりも先に口付け、舌を這わせた。
塩と青臭さの混じった液体が口内に広がる。
恍惚に満ち足りた顔はどちらのものだっただろう。
幻想のように美しく倒錯的な快楽の遊戯は、甘く苦い情動を孕んだまま終わりを閉ざした。
姉さまはM要素も持つS。
ダンテはS要素も持つM。
性癖も正反対で、なんだかんだでバランスが取れてる二人です。
ダンテは自覚ありで姉さまは自覚なし。
結局は似たもの同士。
書いていてすごく、楽しかったです。
薬でも使われたのだろう、やけに混濁する頭でバローダは考える。
ベッドと本棚とクローゼットだけの見慣れた部屋。
尻の下と背中に当たる硬い感触に、椅子に座らされているのだと知る。
後ろでに縛られた手に力を込め縄を引き千切ろうともがくが、相手も何らかの対策をしておいたのだろう、手首に鈍い痛みがあるだけで縄はびくともしなかった。
――魔力が足りない。
閻魔刀を呼ぼうとして、体内の魔力の枯渇に気づいた。
手首がちりちりと痛みを訴える。
幻影剣を作るどころか、皮膚の再生を行うだけの魔力もないというのか。
バローダは端麗な顔を不愉快げに顰めた。
「お目覚めか、Honey」
がちゃりとドアが引かれて、現れた人物があまりにも予想通りでバローダは吐き気がした。
「最低な目覚めだよDarling」
嫌味ったらしく吐き捨てれば、男女の差はあれどバローダとよく似た男の顔が愉しそうな笑みの形に歪む。
「そりゃ上々だ」
がたりと、わざわざリビングから持ってきたらしい椅子をバローダと向かい合わせになるように置いて彼は座った。
この部屋には椅子など置いてないので、現在バローダが縛り付けられている椅子も違う部屋から持ち込まれたものだろう。
ご苦労なことだとバローダは男――ダンテを睨み付けた。
「人の部屋に勝手に忍び込むなと教わらなかったか?」
「家族と恋人の部屋はいいって聞いたな」
ちっと、わざとらしく彼女は舌打ちを響かせる。
とうの昔に縁は一方的に切った筈だ。
家族としても、恋人としても。
にやにやと笑うダンテに大してダメージがないだろうとわかっていながら、彼女は縛られていない足を振り上げた。
狙うのは顎、上手くいけば少ない力でも男性一人くらいなら転倒させられる。
逃げる隙ができればと、黒いストッキングに包まれた脚がスカートを翻し、椅子に縛られている不安定な姿勢の中でありながら見事な軌道でにやつく顔に向かった。
だが、
「残念だったな」
縛られてさえいなければ椅子に座ったままであっても脚は届いたかもしれない。
あと少し、ほんのつま先半分ほどリーチが足りなかった。
蹴った勢いで椅子ごと倒れ込みそうになるのを、蹴りかかった相手に片手で難なく支えられる。
蹴りに出した脚を掴まれ、柔らかく揉まれる。
足首からふくらはぎまで無骨な手がやわやわと通る。
膝を掴まれた瞬間、バローダは反対の脚で自分の脚を掴む腕を蹴った。
それがいつもの彼女の体であれば不埒な手は外されていただろう。
魔力を封じられ、人間の力しか持たない今でなければ。
「ハハッ、積極的だな」
腕を蹴った脚も反対側の手で取られ、強い力で拘束されているため引くこともできない。
「なあバローダ、ゲームをしようぜ」
悪魔がうっそりと嗤った。
「……っ……!」
ストッキングに包まれた形の良いつま先が、肉茎を擦りあげる。
土踏まずで包むように挟んで上下に擦ったかと思うと、指の先で裏筋に浮き出た血管を器用に下から上へと撫で上げる。
ゲームをしようとダンテは言った。
内容は至って簡単、バローダはダンテを足だけでイカせることができれば勝ち。
ダンテはその間に手も足も出さずにバローダを感じさせることができれば勝ち。
最低でイカれたゲームだとバローダは嫌悪も露に吐き捨て、イカれた俺たちにはぴったりだろうとダンテは嗤った。
彼女がゲームに乗ったのは、勝てば解放するとダンテが約束したのと、自分に有利な内容だったからだ。
手も足も出せない相手に、バローダが快楽を感じる要素が一切ない。
苦い顔で了承した姉を見る弟は、欲しい物を手に入れた子供のような嬉しそうな顔をしていた。
それだけが彼女には不安だった。
ブーツを脱いだだけの足先で立ち上がっていた剛直を踏みにじるように押すと、ダンテが小さく呻いた。
「踏まれて感じるのか?」
変態がと言外に蔑みながら足で起立の先端をぐりぐりと踏む。
ストッキングが濡れて張り付く感触が不快で、バローダは眉を寄せた。
つるりとした亀頭部を土踏まずで蹂躙しながら、もう片方の足の親指と人差し指を開いて茎を扱く。
異常だと知りながら、バローダは行為に没頭する。
拘束されているのに一方的に快楽を与えているのはバローダだ。
ストイックな黒に包まれた女性が椅子に縛り付けられたまま服も乱さず、足だけで男を翻弄している。
主導権は縛られているバローダにあり、ダンテはそれを甘んじて受け入れている。
その矛盾が場の空気をひどく倒錯的なものにしていた。
膨張した肉茎を追い詰めるように両足で挟んで擦る。
透明な液体が鈴口から溢れバローダの足を汚した。
汚らわしいとばかりに苛立ち混じりに濡れた足で粘液を零れさせる肉茎を圧迫する。
びくりと震えた剛直が質量を増した。
バローダは訝しげに首を傾げると、涎を垂らしそうなほど興奮したダンテの顔に何かを感じ取った。
「痛いのがイイのか?」
半ば確信を持って足が扱いていたものを強く踏み付ける。
ハッハッと息を荒くし足に自らを押し付けるダンテにバローダは嘲笑を浮かべた。
「真性の変態か、救いようがないな」
真に美しい者は誰かを蔑むための笑みでさえ美しい。
バローダの笑みは見る者が平伏したくなるような壮麗さを持っていた。
「こんなに浅ましい男が血の繋がった弟とは、私は恥ずかしくて仕方がないよ」
言葉で蔑みながらも、ぐりぐりと足で先端を踏み潰すことを止めない。
むしろ更に足に力を込めて、限界まで膨れ上がった陰茎を踏んだ。
蔑まれる度、痛みを与えられる度、ダンテの剛直はどろどろと白色が混じった透明な粘液を垂れ流す。
熱を持った肉茎が絶頂に向かって脈打つ。
「ハッ、もう、イキそうだ……」
呻くような声に、バローダは何を言っているのかわからないと無垢な子供のような顔で、快楽に張り詰め震える肉茎を足の指で強く挟む。
ぎちりと、ストッキング越しに爪を立てん勢いで指は尿道を圧迫し、射精を強制的に寸断させた。
絶頂の寸前で無理矢理止められたダンテが過ぎた快楽に獣のように息を荒らげる。
完全に止まったのを確認して、バローダは濡れた足を持ち上げた。
べちゃりと体液に濡れた足がダンテの無精髭の生えた頬を見せ付けるように叩く。
スカートがずり上がってふくらはぎから膝がなまめかしく露になったが、彼女は一切関心を払わない。
見られて恥ずかしい相手ならば気になろう。
だが目の前で快楽を求め痴態を曝ける男に恥ずかしがる必要があるのか。
バローダはにこりと優しい笑みでダンテを嬲るように語りかける。
「お前、そう簡単にイカせてもらえると思ったか? 本気で?」
目的が摩り替わっているのをバローダは知っていたが、気にしなかった。
無邪気な子供のような残虐なまでに傲慢な姉の笑みに、ダンテは身を震わせる。
恐怖などでなく、純然たる歓喜に。
互いに同じ血の流れる身、片方が歪つならばもう一方にも歪みがないはずがない。
自分の体液に塗れた足にダンテは命じられるよりも先に口付け、舌を這わせた。
塩と青臭さの混じった液体が口内に広がる。
恍惚に満ち足りた顔はどちらのものだっただろう。
幻想のように美しく倒錯的な快楽の遊戯は、甘く苦い情動を孕んだまま終わりを閉ざした。
姉さまはM要素も持つS。
ダンテはS要素も持つM。
性癖も正反対で、なんだかんだでバランスが取れてる二人です。
ダンテは自覚ありで姉さまは自覚なし。
結局は似たもの同士。
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